宗旨と総本山

妙法寺がめざすもの

 

 「千経万論を習学するといえども時機に相違すれば叶うべからず」とは日蓮上人の言葉ですが、現代は家族の不和、不登校、引きこもり、破産、虐待、統合失調症、アル中、ガン末期の人など混沌とした社会情勢にあります。

 寺院が愛する人や大切な人を失った場合に陥る喪失感や悲しみに対処することは大切なことですが、寺はもともと生老病死の苦を緩和する心の病院でした。

 現代において仏教が果たすべき役割は明確です。かつて釈尊が一切衆生の救済に当たられたように、開山祖師が時代の先駆者であったように苦や悲や痛を緩和する智慧と慈悲を修得し、苦悩する人々の寄る辺とならなければなりません。

 当山の法師は釈迦仏嘱累の三智妙法をもって衆生救済に当たり、仏教の再建をめざしています。

 
獅子王山妙法寺縁起

 

 獅子王山妙法寺は1960年(昭和35年)4月3日、教主釈迦牟尼世尊より妙法無辺宣布の仏勅を受けられた無辺行日勇師によって開山されました。その目的は題目下種の日蓮上人に次ぐ与仏法門を開き、一切衆生を釈迦仏滅後仏教開演の虚空宝塔会に結縁せしめんとするところにあります。

 「獅子王山」の山号は正法を獅子吼する法師の聖なる僧伽を意味し、「妙法寺」とは釈迦の真理妙法を修得して衆生救済をなすことを意味しています。この妙法には二意あり、第一には文殊師利菩薩が智積菩薩のために説いた妙法、第二には八歳の龍女が人天衆のために説いた妙法があります。

 当山は妙法無辺宣布の法城、正法事門法華宗の総本山として衆生救済と菩薩教化の任に当たり、2010年4月をもって開山以来50周年を迎えました。